海外移住がうまくいく人は、「正解」を探し続けていない
海外移住を考え始めたとき、 多くの人がまずやるのは情報を集めることです。
成功した人の話、失敗した人の体験談、準備のチェックリスト、
「向いている人」「向いていない人」という分類。
それ自体は、特別おかしな行動ではありません。
むしろ、慎重で真面目な人ほど、よくやります。
ただし、ここにはあまり意識されていない前提があります。
海外移住がうまくいくかどうかは、
集めた情報の質や量だけで決まるものではありません。
知識や準備が無意味だという話ではありません。
けれど実際の場面では、それだけでは決めきれない瞬間が何度も訪れます。
どちらを選んでも不安が残るとき。
正解があるのかどうかさえ分からないとき。
あとから振り返るまで、良し悪しが判断できないとき。
そういう状況で問われるのは、「何を選ぶか」よりも、
「選んだ結果をちゃんと自分で引き受けられているか」です。
選択した結果がうまくいかなかったとき
「仕方なかった」と誰かや何かのせいにしていませんか。
不安が残っていることを理由に、選択することから距離を取ろうとしていませんか。
診断結果や他人の意見を持ち出して、自分の判断ではなかったと思い込もうとしていませんか。
これらの問いは、成功談や失敗談の中ではあまり語られません。
海外移住の準備リストや適性診断にも、ほとんど出てきません。
MBTIをやっても教えてくれません。
わたしたちは「あなたが海外移住に向いているかどうか」を診断しません。
あなたは判断そのものを自分以外の何かに預けていませんか?
と、問いかけるだけです。
そこに正解はありません。
点数も、評価も、アドバイスもありません。
もしあなたが
「失敗しない海外移住の方法を知りたい」
「自分に合っているかどうかを誰かに決めてほしい」
そう考えているなら、これらの問いは、あまり役に立たないかもしれません。
一方で
判断がうまくいかなかったとき、自分は何を失うことになるのか。
判断を先延ばしにすることが、実際にはどんな選択を続けていることなのか。
そうした点を評価や正解抜きで事実として確かめたいなら、
これらの問いは、そのための材料にはなります。
答えは保存されません。
結果も表示されません。
誰かに見せる必要もありません。
これらの問いに向き合うかどうか。それ自体も、ひとつの判断です。
